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官能的!石岡春代さんの島唄

 私はかって、このような島唄を聴いた事が一度もありませんでした。
 唄者に必要な条件は、純粋な奄美の方言、正確なメロディ、個性的な歌唱、多くのレパートリー、魅力的な声といったものですが、その方の声は、なんとも官能的でした。その素晴らしい声の持ち主は、名瀬市朝仁ご出身の石岡春代さんでした。

 こういった感覚的なものを文章で表現することは大変難しいのですが、
「肉を食べるのなら、腐りかけが一番旨い」
というセリフを聞いた事はありませんか?
 ちょいときわどい言い回しになりましたが、石岡さんの島唄は、声が柔らかくて大変ムードがあるのです。発せられるこの色気も過ぎると下品になりかねませんが、その一歩手前であって、それがなんともたまらないのです。

 彼女は昭和58年から62年までほぼ毎年奄美民謡大賞に出場し、そのつど青年の部でKTS賞を受賞するという安定した実力の持ち主でもありました。彼女の【くるだんど節】は、最高にぞくぞくっときました。8月11日から23日までかけて録音をしました。相方は中田和子さん、三線は阿世知幸雄(あせちさちお)さんです。

ファイル 93-2.jpg【石岡春代傑作集カセットテープ収録曲】

朝花/くるだんど/とらさん/ちょうきく女
糸くり/かんつめ/請けくま慢女
行きゅんにゃ加那/ヨイスラ
しゅんかね/あんちゃんな
マンコイ/らんかん橋/むちゃ加那/長雲
(全15曲)

【石岡春代 思いぬかなしゃ CD収録曲】
ファイル 93-1.jpg
朝花/行きゅんにゃ加那/とらさん長嶺
かんつめ/ヨイスラ/しゅんかね
らんかん橋/むちゃ加那/長雲/くるだんど
徳之島/渡しゃ/糸くり/正月着物
いそ加那/塩道長浜/曲がりょ高頂
(全17曲)