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送り節 (おくりぶし)
場面設定は、シーンと静まりかえった午後の寒村。
この唄は、奄美島唄の必須アイテム・サンシン伴奏がない。
ドンドンドンと、小さく叩いてくり返す島太鼓の音・・・。
唄者・坪山豊の声が物悲しい。
そう、これは葬送の唄、別れの唄なのだ。
「別れゆく形見になにを置いて行こうか?」
「汗のしみこんだ手ぬぐい、それが形見」
奄美の島唄が構築したこの哀愁は、カラっとした潔さを併せ持っている。
聴いた後の余韻は、懐かしさを伴っている事だろう。
死と別れは、誰にも必ず訪れることなのだから。
収録アルバム一覧
◇坪山 豊/余情の唄者
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