奄美ANミュージック

■第3の勢力?

奄美の音楽は、
1.古典的な島唄と、2.奄美新民謡という歌謡曲に分けられる。
島唄は楽譜とする事は不可能、12音階以外の音程が存在するためだ。

また、歌詞は奄美の方言である。
作者不詳が島唄の常である。
奄美新民謡は楽譜があり、歌詞もおおむね標準語で作られていて、作詞・作曲者がほぼ明確である。

奄美を題材にした歌謡曲といえようか。
島唄のメロディを隠し味に使った曲も見うけられた。

さて、新民謡の流れをくむ奄美ANミュージックというもの。
戦前、戦後を通じて愛唱されてきた音楽と異なり、若い人たちをターゲットとした楽曲だ。
島唄、奄美新民謡に続く、第3の音楽と考えている。

■奄美ANミュージック

新たに作られた歌は新民謡と呼ばれることが多い。
しかし年配のかたは、かつての新民謡のイメージを求めているため、今風の曲にがっかりし、若い人たちは、民謡の古臭いイメージを嫌う。POPSだ!と。

交通整理すると新しい呼称が必要に思えた。
今後、奄美の新しい歌謡をこう呼びたい。

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