島唄の化石

いつ頃奄美の島唄は発生したのかと疑問を持つ人は多い。

島唄の化石でも発見されたらきっと、「ああ、ヨイスラ節はジュラ紀で、稲すり節は白亜紀だネ」なんて会話が飛び交うんでしょう。

さて、奄美では妻のことを、「トゥジ」と言います。古語辞典で「とじ」という語を調べたら「刀自」で載っていまして、その意味はもちろん一緒です。

友の事は「どぅし」と言います。語源は「同士」でしょう。
言の葉に昔のみやびが残っていて今も変化し続ける、生きた楽曲が奄美の島唄なのです。

結論! 推定ですが平安時代の言葉が残っているところをみると・・・・ジュラ紀ではなさそうですネ。

今のところ不明デス。でも、白亜紀ではありませんっ!

PS
最近では、音楽教室へ通う人が増えたせいかメロディや音程のしっかりした歌い手が多いです。

しかし、
1.島唄の独特の音階の厳守。
2.各地域の言葉・訛りを使用する。
3.個性の確立!!

1.ピアノなどの12音階ではなく、島唄独自の音階を守る。

2.英語の歌を日本人が歌った場合、英語圏の人が聞いて聞き取れる言葉、通用する言葉なのかという問題と同じですネ。

3.みんな、上手くなったが、ひきかえに没個性的になった。
「あれは、○○の唄だ」というスタイルの確立を!

島の古老たちの鑑賞に堪えうる島唄、そのためには、「方言教育」大切です。
地域文化を守るためにも、意味無く中央に目を向けることからそろそろ卒業しなくちゃ!

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