昇喜代子の世界

昇喜代子の島唄は、不思議な世界を演出する。
これは近年のステージ化された島唄ではない。
島唄がごく自然に愛唱されていた古き良き時代へタイムスリップする。
それがとても小気味良い。

正月着物:坪山豊、勝島徳郎、元ちとせの3名のみ
金かぶ:当社初の録音
すばやど:吉永武英、西和美の2名のみ

希少価値のある曲を収録した。
珍しいからではなく、曲と声が魅力的だったからだ。
それゆえに、聴く人に心地よく、母の子守唄を聴くわらべになったようだ。
おっ母ンの声と説得力を持つ島唄-

・一般の唄と比して
島唄は、シマ(集落)唄だ。
だから、シマごとの個性が光る。
島太鼓(チヂン)はにぎやかな民ごころを呼び起こす。

「昇喜代子・和美選曲集」歌い手に素晴らしい資質があってこそ、古来の唄が鮮やかに蘇えるのだ。

<奄美島唄コラム | 元ちとせの世界>